自主自律

2002/09/16 01:03

 9月14日の「説明会」資料を拝見しました。

 すごい話が入ってますね。

 2002年2月に、千代田区が区立中等教育学校に九段高校を指名した「千代田区の中等教育将来像素案」という基本文書の中で、区立中等教育学校の入学条件を「区立小学校卒業予定者」(同素案10ページ)と説明してきました。

 9月14日の目玉は、この生徒を「最大(区民)1:1(都民)」(都・区・九段高の三者での第3回協議会資料 8月29日)へと、区の基本姿勢の変更に踏み切ることを九段高PTAにも伝えたことでしょう。

 千代田区が主張していた「 本来、学校は、地域とのつながりが重要であり、区域外就学は極力例外的なものと考える。生徒の半数近くが区域外就学という状況は好ましくないため、今後は、抑制していく方向で具体的な方法を検討する。」(同素案8ページ)との当初の区の理念はどこに置いてきてしまったのでしょうか?

 同じ素案には「 区立小学校から区立中学校への進学率で見ると、13年度44%と、都内の区市のなかでも最も低くなっている。このことを、教育委員会は、区立中学校の魅力の減少と受け止め、公教育の復権に努めていかねばならない。」(前記素案2ページ)とも言っていました。何のために中等教育学校を巨額を投じて区立化しようとしているのでしたっけ?

 区立中等教育学校設立予定と同時期に、10校もの都立の中等教育学校の設立計画を東京都から今年4月に発表され、一校だけの区立では魅力が保たれないと都も区も判断したのでしょうか?

 東京都からの方針転換として、7月11日の、最初の三者協議会で、東京都の移譲条件の第3項を加えて、区がこれに対応した形をとったのではないでしょうか?

( 9月14日の配布資料から )

九段高校については、以下の条件が整う場合には移譲を行う。

  1. 区側が移譲を希望する理由が、明確であり、かつ妥当なものであること。
  2. 区立学校に移行後も、学校の一層の充実・発展が図れると判断できること。
  3. 区立中等教育学校において、区外の生徒を一定程度受け入れること。
  4. 運営経費等に関する財産的措置、人事上の措置等に関し、移譲後も、十分区側が対応できること。
  5. 財産の移譲条件が妥当なものであること。

 

 事業の基本目的をここまで変更するのは、都立高校を区立化するという素案自体に問題が多いわけで、基本的な見直しが必要だということです。

 そもそも、東京都のいう第1条件の「移譲の明確な理由」に千代田区は答えられていません。(前記を御参照)

 ここまで中身を変えながら、区立と言う形にあくまでこだわり、計画をつぎはぎしながら押し進めることに、一人の九段高関係者(当方ですけどね。)も理解を得ることは出来ません。

 九段高は「自主自律」の学校です。

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