中高一貫校計画の概要(後半)

2002/07/13 01:53

 さて概要の残りです。対策は御意見を!!!

これらのことから

 東京都の検討委員会のメンバーに千代田区の教育長も参加していますから(http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/buka/gakumu/chuko2/sankou.pdfこのPDF書類20ページ)この間の展開を千代田区は熟知されていたでしょうが、ここまでの多さ早さとは想定してなかったのではないでしょうか。

 千代田区は「本区が中等教育学校を新設することは、都が中高一貫校の設置を促進するうえでも重要な意味を持つ。」(今年2月の素案3ページ)というように、東京都に先駆けるつもりなのが、「促進」させすぎてしまいました。

 それはさておき、千代田区は現在この九段中・九段高を母体とした案を動かぬ本命として、菊友会へも含め、様々な場への説明をしています。また、東京都立中高一貫校の展開の動きに対応して区の案を幾つか修正をしてきています。

 その第一は、入学条件を「千代田区立小学校卒業予定者 6年間を通して在校すること 定員超過の場合は面接・作文・集団活動等による選考(学力試験はなし)」としてきましたが、「千代田区立小学校卒業予定者」に限るとは言わなくなりました。ただし、今は区内在住者も入学できると言う程度ですが。

 第二に、敷地は九段高校だけとしていましたが九段中の敷地も考慮にいれようとしています。微修正は加えながらも区立の部分は堅持して、九段高校を区立中等教育学校の母体校として定め、東京都からの移譲を5月22日付けで都知事と都教委に移譲要望書を提出しました。対象中学校は区立九段中に定め、今後は東京都との協議会が始まるとのことです。

 これらのことから、千代田区の要望がそのまま東京都に受け入れられると、平成18年には「千代田区立九段中等教育学校(仮称)」が九段坂上に出来ることになります。

 都立高の学区は既に取り払われ都内どこでも行くことが出来る状況で、この平成18年には、2〜3の都立の中高一貫校が、その5年後までには計10校の都立中高一貫校に、区立九段は囲まれていることになります。

 区の担当者に、当方がこの状況への危惧を申し上げると、オンリーワンの独自のカリキュラムをもった、いい学校ができるのですよとの返答でした。

 千代田区は準備をゆっくり進め、勢いを付けて難所も乗り越える。10年前の経験を生かした展開で、区立中等教育学校に新鮮味をもってつくるつもりだったと思います。

 しかし、東京都の動きはもっと早く、区の新鮮味・独自性が霞んでしまいました。ここがこの千代田の今回の計画の一番の弱いところだと思います。いくつかの改善は進めていますが、基本を変えないで大丈夫なのだろうか?

 区立小学校から区立中高一貫校へと12年間も、千代田区がらみの生徒が基本で、かつ周囲に10校の都立中高一貫校に囲まれた学校が、今の九段中・九段高をなくす価値のある学校になりうるのでしょうか?



 6月28日の新聞発表は、元来の東京都の表が見難くて、誤解しやすいものです。定時制は九段などから一橋に纏めるとし、中等教育学校には旧一区に関しては何もふれていません。

 なお、今月末あたりに発行される菊友会報に、九段高の区立中等教育学校化問題についての、菊友会からの東京都への要望書が掲載されると伝え聞きました。これで菊友会の立場からはじめて、この問題が菊友会員全体に伝えられることになります。菊友会としてのスタートでしょう。

 会報が来るのをたのしみにして待ったのは、はじめてかな?

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